ネタバレ含みます。
事前に発表された情報によると10月30日発売との事でしたが、いかんせん地方民なもので二日遅れの購入となりました。
おおっと、ページ途中にこんなサプライズが。
同誌他作品の宣伝などと思って捨てるなかれ。これ、初版限定のおまけなのだそうです。
ありがたく取っておきましょう。
さてさて。
10巻収録の第112話以来長々と続いてきた久喜編にもようやくひと段落がついたかと思いきや、唐突にベルギー編です。
なぜベルギー、という事になるんですが。
ものの数日で日本全土の都市機能を麻痺させたバイオハザードの威力がアジア圏に留まるはずもなく、分かってはいたのですが、やはりヨーロッパ諸国の方もあんな感じなんですよね。
感染者の存在無くして『アイアムアヒーロー』という作品が成立する事はなく、ここに来て世界の代表として登場するからにはこのベルギーも相当最悪な状況下にあるのでしょう。
結果としてこれまでの感染者達とは一線を画す未知の生物が登場しました。
このパンデミックがほとんど世界規模であることと、感染者の症状と形態変化の例を示すことがこのベルギー編での目的であったのでは、と個人では解釈しています。
3話にも亘って異国の言語でのやり取り(と言ってもほとんどおっさんによる独り言)が繰り広げられた後はようやく英雄サイドでの物語が再開されます。
半感染の症状を脱したように見られる比呂美ですが、直前にベルギー人のおっさんの例を見せられた読者にとってはイマイチ安心できません。
残りのページにおいても、感染者との戦闘や人間同士の対立といった陰鬱な描写はあまり見られず、この嵐の前の静けさが逆に不安を煽るというものです。
感染者の謎が少しずつ明らかになりつつも、我々の想像以上に進行しているという"事態"。
この先どんな展開が待っているのか、ともう3年近くもウズウズしています。
第14集は仲春発売との事です。
ZQNの生態まとめ (個人的な見解を含みます)- 心拍、呼吸がないにも関わらず強大な筋力を維持
- 生前の記憶を多少保持している
- 生殖器は機能している(?)
- 感染者同士で意識の共有を行う(?)←New!!
- 症状が進行すると各個体が結合していく(?)←New!!
- 半感染者は一時的にZQN化の症状が回復(?)←New!!
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